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「映画のポケット」Vol.66「やかんと私〜やかん映画の楽しみ方」
Posted by: 鈴木並木 SUZUKI Namiki (→Profile)

☆Vol.66「やかんと私〜やかん映画の楽しみ方」

おはなし:ケロケロみん
助手:ナマニク
進行:鈴木並木

2016年12月17日(土)19時〜21時(延長はなるべくナシの予定)
@阿佐ヶ谷・よるのひるね [HP]
参加費500円+要1オーダー
参加自由/申し込み不要/途中入場・退出自由

☆入場時、鈴木に参加費500円をお支払いください。そのうえでお店の方にフードやドリンクのご注文をお願いします。

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☆ケロケロみん [twitter]
1969年生まれ。サラリーマンでライターの旦那さんと2人暮らしの主婦です。夫婦共通の趣味である映画は意味のわからないSFと一見さんお断りのアメコミと面倒なファンタジーとアニメ以外は何でも見ます。忘れっぽいのでフィルマークスで見た映画を記録。思いがけず映画中にやかんを発見した時は大喜びします。

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2016年最後の「映画のポケット」は、世界的にも数少ないやかん映画ファン、ケロケロみんさんをお迎えいたします。

そもそもやかん映画ってなに? 自分が行っても大丈夫かな、と思われるみなさんが大半というかほぼ全員だと思いますが、安心してください。たぶんそれが普通です。

古今東西の映画に登場する大小さまざま、新旧いろいろのやかんの数々。そのよしあしの見分け方や活躍ぶり、あるいはやかんとの出会いや理想のやかん映画について、たっぷりお話が聞ける見込みです。予備知識なしで足を運んでいただければ、2時間後にはみなさんもやかん映画ファンになっているはず、と確信しております。帰りにやかんをお買い求めになりたい場合、駅前のSEIYUでどうぞ。

なお、当日は、映画ライター/ホラーマエストロのナマニクさん [twitter] に助手を務めていただくことが決定しました。ナマニクさんも素敵なやかん映画をご紹介くださるとのこと。年の瀬のお忙しい時期かとは存じますが、やかん映画で1年を振り返るのもオツなものですよ。しゅんしゅん。(←湯気)

(文/鈴木並木)

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☆本篇終了後、おそらく引き続き同じ場所で、2次会があります。ご都合のつく方はこちらもあわせてご参加、ご歓談ください。費用は実費。

 

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リトル・プレス「トラベシア」創刊のお知らせ
Posted by: 鈴木並木 SUZUKI Namiki (→Profile)

通販の受付は終了いたしました。どうもありがとうございました。実店舗、および実店舗のWebショップではまだ在庫があるところもあるかと思いますので、そちらでお求めください。(取扱店の一覧は下のほうに載ってます)

普通に読める日本語の雑誌|トラベシア|Vol.1|顔

2016年08月16日発行|250部
A5判|72ページ
500円

青木深|横顔の影に――ナバホの父の記憶
阿久津隆|夜
草野なつか|偶像崇拝
佐藤柿杵|顔についての私について
鈴木並木|仁義の誕生
田口真希|水晶礼賛/映画のねつ造
樽本周馬|キューカーの百面相
寺岡裕治|数日間映画みてある記、そしてそのときに気になった顔々+追悼。
畑中宇惟|表紙のイラストを描きながら考えていたこと
深堀骨|ミユキと俺とルドルフと
牧野大輔|マコヴェツキーをみれば、ロシア映画がわかる
真付巳鈴|赤い制服の後継
豆田妙子|ラジオ・デイズ
三木直人|クリント・イーストウッド試論――「担ぎ屋」の横顔
安田謙一|「ス、ス、ススーディオ」
若木康輔|君はブスを見たか 〜銀幕の美女、隅っこの醜女〜
渡邉寿岳|陽待ち

イラスト・ロゴ原案|畑中宇惟
デザイン|村松道代
編集・発行|鈴木並木

◇「トラベシア」創刊にあたって|鈴木並木

自分の好みが偏ってるのか、読解能力が低すぎるのか、はたまた加齢にともなう感覚の硬直なのかはわかりませんが、世間一般でよいものとされている文章を読んでも、なんとも思わないことがここ数年増えてきました。

それと比例(反比例?)して、あれっ、これだったら自分の周りの誰それのほうが面白いんじゃないの? と感じる機会も多くなってきています。少しずつ蓄積してきたそうした思いが、コップのフチからあふれてできたのが「トラベシア」です。

目標はごくささやかなものです。普通に読める日本語が読みたい。できればそのひとならではの芸のあるやつを。エヴィデンスよりも思考のブレを。データよりも笑いを。寄り道と過剰さを。わたしたちを取り囲む窮屈さに少しでも抵抗してみたい。

創刊号のテーマは「顔」。直球で勝負してくるひとがいれば、平気でお題を無視するひともいて、フィクションあり評論あり、長いの短いの、著名人から一般人まで、いい具合にヴァラエティに富んだ1冊になりました。カストリ雑誌の歴史にならって、少なくとも年に1号、通算3号までは発行し続けたいと思っています。普通に読める日本語の雑誌「トラベシア」。テン年代後半の、みなさまの甘酸っぱい思い出のおともに。メローな週末のベッドサイドのアクセントに。どうぞお見知りおき、お買い上げのほどを。

◇購入方法

○通販
日本国内でしたら送料無料で郵送します。国外は送料実費で対応します。ご住所、お名前、冊数、ご希望のお支払い方法を、メール(suzukinamiki@rock.sannet.ne.jp)またはツイッターのDM(@out_to_lunch)でお知らせください。折り返し、手続きについてご案内します。→通販の受付は終了いたしました。どうもありがとうございました。

支払い方法は下記からお選びください。前払いでお願いします。
・三菱東京UFJ銀行口座への振込み
・みずほ銀行口座への振込み
・Amazonギフト券(メールタイプ)←Amazonのアカウントお持ちでしたら、手数料かからず支払いできます。三菱東京UFJ、みずほ以外をご使用の方は、これが便利だと思います。

○実店舗での購入
以下のお店に納品済みです(2016/9/7現在の情報)。在庫の有無は各店舗様にお問い合わせください。
・フヅクエ(初台)
・古書往来座(南池袋)
・忘日舎(西荻窪)
・恵文社一乗寺店(京都)
・1003(神戸)
・音羽館(西荻窪)
・Title(荻窪)
・B & B(下北沢)
・H.A.Bookstore(蔵前)
・PEOPLE BOOKSTORE(つくば)
今後、非常にゆっくりとしたペースで取扱店様が増えていくことが予想されます。それまでは通販、もしくはわたしからの手売りでお買い求めください。

○直販
ツイッターで映画を見に行く予定をつぶやいたりするかもしれません。なるべく持ち歩いているつもりなので、見かけたら声かけてくださってけっこうです。

◇お店のみなさまへ

「トラベシア」は取次などを通さない完全独立出版物となります。ありがたくも取り扱いご希望の場合は、suzukinamiki@rock.sannet.ne.jp までご連絡をお願いします。基本的には7掛けでの買い切りでお願いしております。送料当方負担、もしくは直接搬入で納品します。なお、書店様以外での取り扱いも大歓迎です。こちらの意表を突くような業種のお店からのご連絡も、お待ちしております。

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初台並木座 Vol.1
Posted by: 鈴木並木 SUZUKI Namiki (→Profile)

申し訳ございませんが、このたび、今後できるかぎり好き勝手にやらせていただくことにしました。つきましてはまず、「初台並木座」と銘打って、渡邉寿岳監督作品「かつて明日が」の上映+αのイヴェントをおこないます。ちょっとしたものをご飲食いただきながら、軽妙なトークと映像をお楽しみいただく趣向です。

◇日付
2016年08月16日(火)18時30分オープン/19時スタート/22時クローズ

◇会場
初台フヅクエ(→☆)(渋谷区初台1-38-10 二名ビル2F)/もったいぶって限定約15席/要予約

◇進行
18時30分 開場
19時00分 トーク:渡邉寿岳×鈴木並木(30分)
19時40分 上映1:渡邉寿岳「かつて明日が」(2008/39分/DVD)
20時30分 上映2:おまけ映像(けっこう昔/90分/DVD/ロシア語音声・英語字幕つき・日本語字幕なし)(予定)
22時00分 解散

◇料金
1000円(1ドリンク&1ケーキつき)/当日払いのみ
*ケーキは、プチデザートなどと呼ばれたりする、小指の先ほどのサイズのものではありません。通常サイズです。

◇予約方法
08月04日(木)22時から、以下のいずれかの方法で受け付けます。それ以前の連絡は無効です(質問は受け付けます)。どちらか都合のいいほうでお申し込みください。

・メール suzukinamiki@rock.sannet.ne.jp
・ツイッターのDM @out_to_lunch(どなた様でも送れます)

名前(偽名でも可)と人数をお知らせください。折り返しの連絡をもって予約受付完了となります。満席になった場合はその旨返信いたします。料金は当日入場時にお支払いください。キャンセルする場合はお早めに連絡ください。

予約で満席になった場合、基本的には当日券は出ませんが、当日にならないと予定がわからない方もいらっしゃるでしょうし、また、無断でキャンセルする方もいらっしゃるでしょうから、開場時間あたりにお店に来ると、入れるかもしれません。当日券についてのアナウンスは当日するかもしれないし、しないかもしれません。

◇おことわり
会場は映画上映用の施設ではないため、防光・防音は完全ではありません。一応工夫はしますが、場所によってはスクリーンが見づらい場合があります。あらかじめご了承ください。

そういう状況下であるからこそ、背筋をピンと伸ばした、いわゆる「座高バカ」状態で鑑賞することを禁じます。当日上映前にも注意します。

すべてのお問い合わせは主催者であるわたし、鈴木並木までお願いします(フヅクエへではなく)。

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◇上映作品について

・渡邉寿岳(わたなべ・やすたか)
福島県出身。撮影技師。撮影担当作品に『いさなとり』(藤川史人監督)、『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』(黒川幸則監督)がある。梅田哲也、小林耕平ら美術家との共作多数。監督作として『かつて明日が』『時間のそこ』がある。

今回もったいなくも上映させていただく「かつて明日が」は、渡邉さんの武蔵野美術大学における卒業制作でありまして、都内では約4年半ぶりのお目見えとなります。劇映画「いさなとり」「ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ」、テニスコーツなどのライヴ映像、現代美術作家とのコラボ映像などなど、さまざまな分野の映像を手がける渡邉さんの若き日の輝きがぎっしり詰まった、めちゃくちゃかっこいい映画だと思っています。(→予告編

本作品に寄せられた絶賛の一部を下記に紹介します。

○赤坂太輔
渡邉寿岳『かつて明日が』これは誰もとらえようとしなかった、何かが始まりそうになる「予兆」をとらえた繊細な映像だ。ほとんど後ろ姿か横顔のみで、窓や入り口から音や声が聞こえてきて、何かが始まりそうになるけれど背を向けて帰ってしまう人々と場所。(→☆

○古谷利裕
(…)いくつかの場面では、息をのむような、というか、こちらの気持ちがかき立てられるような新鮮なイメージを、(カメラと録音機という人間の身体の外にあるものによってしか捉えられない)映像と音声との組み合わせによってつくりあげている。下手をすると、たんに物珍しい映像と音声のテクスチャー集みたいになりかねないのだが、そうは感じないところが面白い。 (→☆

○鈴木並木
「かつて明日が」は、あまりにも人間中心主義的である映画というものに対して、叛旗を掲げてもいないし異論を唱えてもいないだろうが、もしかしたら小首をかしげているかもしれない。その角度はとてもわずかで、それでいて強靭だ。 (→☆

おまけ映像は、なんとなくその場で流れているようなもの、くらいのつもりでお楽しみください。おまけ映像についての事前のご質問にはお答えしません。

最後に。このイヴェントは、わたしが編集・発行するリトル・プレス「トラベシア」の発刊を自分で記念するものでもあります。渡邉さんもすばらしい原稿を寄せてくれている「トラベシア」創刊号は08月中旬に発行予定。イヴェント当日も当然、販売いたします。「トラベシア」についての告知はこちら→☆

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「映画のポケット」Vol.64「夜の阿佐ヶ谷 たっぷり2時間『映画談義』」
Posted by: 鈴木並木 SUZUKI Namiki (→Profile)
☆Vol.64「夜の阿佐ヶ谷 たっぷり2時間『映画談義』」

おはなし:小西康陽 with 田旗浩一&上馬場健弘
進行:鈴木並木

2016年06月25日(土)19時〜21時(延長はなるべくナシの予定)
@阿佐ヶ谷・よるのひるね [HP]
参加費500円+要1オーダー
参加自由/申し込み不要/途中入場・退出自由

☆入場時、鈴木に参加費500円をお支払いください。そのうえでお店の方にフードやドリンクのご注文をお願いします。

☆定員20名ほどの小さなお店になります。物理的に入場できなくなる場合もありえますのであらかじめご了承ください。

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2016年1月〜6月、三人がそれぞれ観た映画を一人6本、計18本ピックアップしての映画談義。「名画座」「女優」「芸能」「ゴシップ」「アイドル」「音楽」「ファッション」「これからの人生」「ラジオ」「テレビ番組」等々、映画と脈絡ありそうでなさそうにつなぐ映画談義? 箸休めに小西康陽さんの「映画音楽」のレコードタイムあり。

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☆小西康陽(こにし・やすはる)
音楽家。1985年、ピチカート・ファイヴのメンバーとしてデビュー。2001年解散後も、数多くのアーティストの作詞/作曲/編曲/プロデュースを手掛ける。2011年、PIZZICATO ONE名義で初のソロアルバム『11のとても悲しい歌』を発表。2015年、セカンドアルバム『わたくしの二十世紀』を発表。著書に『僕らのヒットパレード』(片岡義男と共著)ほか。


☆田旗浩一(たばた・こういち)
映像作家、映像ディレクター。1981〜1983年:シネマ・プラセット勤務。1984年〜1993年:音楽・映像集団リングワールド勤務。ビデオアーティスト・デビュー。以降、博覧会映像、イベント映像、テレビ番組タイトル、アート番組演出など様々な映像分野でお仕事をする。1994年:1年間、フリー。1995年〜2002年:ブッダ・メディア・インスティテュート設立。2003年〜2011年:映像・映画製作会社バイオタイド在籍。2012年〜現在:フリー演出家、その他。演出映像本数は200本以上あると思われます。詳しくはWikipediaを参照してください。(→☆

☆上馬場健弘(うえばば・たけひろ)
自主映画作家・俳優。映画感想家。元ピチカートマニア。主な出演作に『狂気の海』(高橋洋)、『ダークシステム 完全版』(幸修司)など。最近はもっぱら映画ばかり観てアイドルばかり聴く毎日。感想は滞り気味。

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☆本篇終了後、おそらく引き続き同じ場所で、2次会があります。ご都合のつく方はこちらもあわせてご参加、ご歓談ください。費用は実費。
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「映画のポケット」Vol.63「映画はまだ息をしているか? メディア・テクノロジーから読み解く現代映画」
Posted by: 鈴木並木 SUZUKI Namiki (→Profile)
☆Vol.63「映画はまだ息をしているか? メディア・テクノロジーから読み解く現代映画」

おはなし:渡邉大輔/角田亮
進行:鈴木並木

2016年03月27日(日)19時〜21時(延長はなるべくナシの予定)
@阿佐ヶ谷・よるのひるね [HP]
参加費500円+要1オーダー
参加自由/申し込み不要/途中入場・退出自由

☆入場時、鈴木に参加費500円をお支払いください。そのうえでお店の方にフードやドリンクのご注文をお願いします。

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☆渡邉大輔(わたなべ・だいすけ) [twitter]
1982年生まれ。映画史研究者・批評家。現在、跡見学園女子大学文学部助教、日本大学藝術学部非常勤講師。映画批評、映像メディア論を中心に、文芸評論、ミステリ評論など幅広く批評活動を展開。著作に『イメージの進行形』(人文書院)、共著に『見えない殺人カード』(講談社)『ソーシャル・ドキュメンタリー』(フィルムアート社)『アジア映画で<世界>を見る』(作品社)『日本映画の海外進出』(森話社)など多数。

☆角田亮(つのだ・りょう) [twitter]
在野の映画研究者(自称荒地派) 映画について(特にテクノロジーとテクニック)あれこれ書いたり考えたりしています。

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 映画はすでに死んでいる。しかし、その死は未だ隠され続け、我々はシネコンや名画座の暗闇でスクリーンを見つめ続けている。いま銀幕に映し出されているのは、既に見たことのがある映画の屍骸なのだ。
 急激なデジタル技術の進化によって、百余年に及ぶ35mmフィルム/24コマの映画的聖域が崩れ、解放されたイメージはデータの宇宙を彷徨いながら、3D、VR/ARと形を変えた見世物(スペクタクル)化を繰り返しながら、再び映画と映像が接近・交差して来る様に思える。
 果たしてデジタルは映画を殺した真犯人なのだろうか?否、デジタルはトドメの一撃であり、実はもっと昔から映画は腹違いの弟であるテレビとヴィデオによって緩慢な死を迎えている。テレビはその小さなブラウン管の画面のために、「電気紙芝居」と醜悪さが強調されるだけで、メディアの可能性を長らく顧みられて来なかった。その一方で血筋の正当性を謳う映画の神聖なフォーマットは、特権的なスタイルの美学に奉仕するだけで、映画は自らの実験的な革新性を止めてしまった。その間にテレビ/映像は世界の空間を侵食し尽くし、ヴィデオは時間の大衆化を推し進めた。
 その結果、二十世紀の終わりに「映画史」は停滞/消滅してしまったように見える。この現象を後ろ向きに嘆いても仕方ない。実際に映像は、毎分毎秒YouTubeにアップロードされ、ハリウッドブロックバスターは興行記録を塗り替え、消化できないほどの深夜アニメが出現しているのだから。
 それならば現実に沿ったサブカル/オタク世代に相応しい「映画史」を再構築しようではないか。それはきっと美しくないだろう、ダサく格好良くもないだろう、どんなに語ってもアタマが良く見えないだろう、しかし我々にはそれが必要だろう。
 現代の「映画史」は既にある。まだ目を逸らして凝視していないだけだ。
(文/角田亮)

なにやら挑発的なタイトルですが、この程度のアオリ文句で簡単に怒り出したりするようなひとにはそもそもお越しいただかなくてもいいような気もしますし、と同時に、そういうひとにこそぜひとも足をお運びいただきたいような気もしています。

ヒントをひとつだけ申し上げておきましょう。山で迷ったときにはどうすればいいか? 答えは「わかっている地点まで戻る」です。さてでは、わたしたちは一体どこいらへんまで戻ればいいのか。これは死亡宣告ではありません。いったん戻ってまた歩き始めるための、わたしたちと映画にとっての道案内なのです。
(文/鈴木並木)

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☆本篇終了後、おそらく引き続き同じ場所で、2次会があります。ご都合のつく方はこちらもあわせてご参加、ご歓談ください。費用は実費。
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「映画のポケット」Vol.62「誰でもできる映画本の作り方」
Posted by: 鈴木並木 SUZUKI Namiki (→Profile)
☆Vol.62「誰でもできる映画本の作り方」

おはなし:夏目深雪/金子遊
進行:鈴木並木

2016年01月31日(日)19時〜21時(延長はなるべくナシの予定)
@阿佐ヶ谷・よるのひるね [HP]
参加費500円+要1オーダー
参加自由/申し込み不要/途中入場・退出自由

☆入場時、鈴木に参加費500円をお支払いください。そのうえでお店の方にフードやドリンクのご注文をお願いします。

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☆夏目深雪(なつめ・みゆき) [twitter]
批評家、編集者。慶應義塾大学非常勤講師(アジア映画)。フランス文学を学び、出版社勤務を経て一年間パリでシネフィル生活を送り、フリーランスに。共編著書に『アジア映画の森』『アジア映画で<世界>を見る』(ともに作品社)、『インド映画完全ガイド マサラムービーから新感覚インド映画へ』(世界文化社)、『国境を超える現代ヨーロッパ映画250 移民・辺境・マイノリティ』(河出書房新社)。

☆金子遊(かねこ・ゆう) [twitter]
批評家、映像作家。著書『辺境のフォークロア』(河出書房新社)で「紀伊國屋じんぶん大賞2016」にノミネート。編著『フィルムメーカーズ』『吉本隆明論集』(アーツアンドクラフツ)、共編著『クリス・マルケル』(森話社)『国境を超える現代ヨーロッパ250』(河出書房新社)、編書『逸脱の映像』(月曜社)など。ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員。

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雑誌の芸能人のお薦め記事に飽き飽きしている映画ファンのみなさま、映画本が発刊されるたびに「あれがない、これが載ってない」とケチをつけているシネフィルのあなた、WEB記事の薄給(あるいは無償)な労働環境に嘆いている映画ライターさん、映画本は誰でも、ではないかもしれませんが、自分で作ることができます。ぜひ苦しくも楽しい映画本作りの世界に、足を踏み入れてみませんか!
(文/夏目深雪)

本や雑誌をつくるとき、映像作品をつくるとき、イベントの場をつくるとき、そこには「編集」という営みが介在します。すでにある素材やマンパワーをいかしながら、何かを産みだすという意味では、まわりとの恊働が欠かせないものです。ブリコラージュや引用に見られる「エディトリアルな思想」をひも解きながら、現代社会で何かを産みだす「編集」の方法に、みなさんと一緒に迫りたいと思います。
(文/金子遊)

誰でもできる、と言われたからって本気にするひともそういういないとは思いますが、なんでもすぐ鵜呑みにするおっちょこちょいなそこのあなたに捧げる回ですよ。企画立案から持ち込み、編集実務から出版後の販促イヴェントの打ち方まで、おふたりの経験にもとづいた映画本づくりの一部始終を、具体的に聞くことができるはず。お楽しみに。
(文/鈴木並木)

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☆本篇終了後、おそらく引き続き同じ場所で、2次会があります。ご都合のつく方はこちらもあわせてご参加、ご歓談ください。費用は実費。
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「映画のポケット」Vol.61「天象儀館〜シネマプラセット〜VIP 80年代日本映画とアダルトビデオの一側面」
Posted by: 鈴木並木 SUZUKI Namiki (→Profile)
☆Vol.61「天象儀館〜シネマプラセット〜VIP 80年代日本映画とアダルトビデオの一側面」

おはなし:田旗浩一
進行:鈴木並木

2015年12月26日(土)19時〜21時(延長はなるべくナシの予定)
@阿佐ヶ谷・よるのひるね [HP]
参加費500円+要1オーダー
参加自由/申し込み不要/途中入場・退出自由

☆入場時、鈴木に参加費500円をお支払いください。そのうえでお店の方にフードやドリンクのご注文をお願いします。

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☆田旗浩一 [blog] [twitter]

映像作家、映像ディレクター。

1981〜1983年:シネマ・プラセット勤務。

1984年〜1993年:音楽・映像集団リングワールド勤務。ビデオアーティスト・デビュー。以降、博覧会映像、イベント映像、テレビ番組タイトル、アート番組演出など様々な映像分野でお仕事をする。

1994年:1年間、フリー。

1995年〜2002年:ブッダ・メディア・インスティテュート設立。

2003年〜2011年:映像・映画製作会社バイオタイド在籍。

2012年〜現在:フリー演出家、その他。

演出映像本数は200本以上あると思われます。

詳しくはWikipediaを参照してください。(→☆

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田旗は1981年から1983年まで、鈴木清順監督『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』の製作から銀色のエアドームでの産直上映で知られるシネマ・プラセットにその倒産まで3年間在籍しました。
その3年間のシネマ・プラセットのこと。
新作『陽炎座』上映のための桑沢デザイン研究所隣の神社でのエアドーム設置、『陽炎座』の宣伝活動、プロデューサー・荒戸源次郎氏のこと、その後の鈴木清順監督のマネージャー業、シネマ・プラセットが群雄社とはじめたアダルトビデオレーベル「VIPエンタープライズ」のこと、そこで製作された相米慎二監督のアダルトビデオとアイドルイメージビデオ3本のこと、長嶺高文監督『ヘリウッド』の宣伝活動、またシネマ・プラセットの前身であるミュージカル劇団「天象儀館」のこと、そしてプラセット倒産までを、当時の様々な音源や映像を交えて、その現場を体験した者の視点で語ります。

シネマ・プラセットのことは、拙ブログに「80年代、シネマ・プラセットと鈴木清順監督のこと」(→☆)として十年前に書きましたが、今回はそこに書かなかったエピソードなどもお話しする予定。

また、田旗が86年につくったギタリストRAのプロモーションビデオ『Neo Renaissance』(Alfa Moonレコード。モデルの甲田益也子さん、当時ピチカート・ファイヴのヴォーカル、佐々木麻美子さんがゲスト出演!)も約30年ぶりに特別上映。このPVはちらっと『ツィゴイネルワイゼン』をパクっているのがミソです。

併せて、現在『ヘリウッド』出演者への特別ゲストを依頼中。
また当日のお客様に田旗所蔵の(おなじみ)映画パンフレット一冊プレゼント!

(文/田旗浩一)

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おひさしぶりの「映画のポケット」となります。内容については田旗さんが詳しく書かれてますのでわたしから補足することはとくにございませんが、近くて遠い、遠くて近い時期のお話ですから、意外と、どころでなくレアでありまして、今回の機会を逃すのは非常にもったいない。とだけ申し上げておきます。

あ、あと、RAの音源(2曲)がちょっとだけ試聴できます。(→レコード屋さんのサイト

(文/鈴木並木)

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☆本篇終了後、おそらく引き続き同じ場所で、2次会があります。ご都合のつく方はこちらもあわせてご参加、ご歓談ください。費用は実費。
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「映画のポケット」Vol.60「大木実ナイト♡角角 四角四角」
Posted by: 鈴木並木 SUZUKI Namiki (→Profile)
☆Vol.60「大木実ナイト♡角角 四角四角」

おはなし:のむみち
進行:鈴木並木

2015年07月17日(金)19時〜21時(延長はなるべくナシの予定)
@阿佐ヶ谷・よるのひるね [HP]
参加費500円+要1オーダー
参加自由/申し込み不要/途中入場・退出自由

☆入場時、鈴木に参加費500円をお支払いください。そのうえでお店の方にフードやドリンクのご注文をお願いします。

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☆のむみち [Twitter]

1976年、宮崎出身。古書往来座店員、「名画座かんぺ」発行人。昭和30年代の旧作邦画(現代劇、特に松竹)が好き。好きな俳優は飯田蝶子と大木実。

<コメント>
今、日本に数人しかいないであろう、大木実フェチのむみちが、参考資料を駆使して送る、四角い夜! 解説をしながらも、参考資料を眺めて鼻の下が自然に伸びて行く登壇者の顔をお楽しみください!

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告知がわりとギリギリになって申し訳ございません。おそらく現在の東京で最も有名な古書店員のひとりでいらっしゃるかもしれないのむみちさんをお迎えします。当イヴェントにおいて大木実が特集されるのは、意外にもこれが初めて! 平日の開催もたぶん初めてのはずです。

写真は、できるだけ四角く見えるやつを……と思ってがんばって検索しました。もっと四角いのを知ってるよって方はご教示ください。差し替えますので。

なお、タイトルの「角角 四角四角」は「かくかく しかじか」と読むとのこと。話題に出す際など、お間違いなきよう。

(文/鈴木並木)

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☆本篇終了後、おそらく引き続き同じ場所で、2次会があります。ご都合のつく方はこちらもあわせてご参加、ご歓談ください。費用は実費。 
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最近
Posted by: 鈴木並木 SUZUKI Namiki (→Profile)
最近の活動についていくつか。

○次回の「映画のポケット」は07月17日(金)19時からです。「名画座かんぺ」ののむみちさんをお迎えして、かんぺ以外のお話をしていただく予定です。告知はそのうちまた詳しく。

○5月に発行された批評同人誌『ビンダー』の第2号(トランスフォーマー特集)で、「なにかが映ってる」という連載が始まりました。映画と映像を中心とした時評となります。初回は「あなたのいない世界で」と題して、2014年を振り返ってみました。笑っていいとも!、地震なんかないよ、大津幸四郎、『リヴァイアサン』、『季節の記憶(仮)』、CGの淀川長治、伊達杏子(DK-96)、などに言及しています。約5000文字。ほかのひとがあまりやらないような形の文章になっていると思います。わたし以外の部分も衝撃的に面白いです。全体の目次はこちら。→☆

『ビンダー』はいつまで発行が続くかわかりませんが、次号が11月ごろに出ることは決定済み。そちらもお楽しみに。なお、店舗での取り扱いも通販もおこなっていないので、入手が非常に困難になっています。気になる方はお手数ですが個人的にお問い合わせください。

○neoneo webにて、「リテラシーとリアリティ 『テラスハウス クロージング・ドア』をめぐって」という記事を担当しました。この作品の持つ多面的な魅力に少しは迫れたのではないかと思っております。ご一読のほどを。→☆

○今月末か来月初頭に発行されるドキュメンタリーの雑誌『neoneo』第5号に参加しています。音楽ドキュメンタリー特集(洋楽篇)で、長いエッセイ、1ページもののコラム、作品ガイド20数本を書きました。合計14000字くらい。エッセイは「ライヴ盤よもやま話 A to Z」と題した、いろんなライヴ盤について紹介するもの。有名盤から珍盤まで、音楽雑誌に載るような記事とは違った切り口にしたつもりですので、ご期待ください。もうひとつの特集は亀井文夫。こちらも楽しみです。目次です↓

■「neoneo」Vol.05 もくじ

◎特集1 完全ガイド 音楽ドキュメンタリー100 洋楽篇

[インタビュー]萩原健太インタビュー「音楽映画はぼくらの教科書だった」若木康輔
[エッセイ]ライヴ盤よもやま話 A to Z  鈴木並木
[論考]ザ・クラッシュ『ルード・ボーイ』とパンク・ロック 藤田修平
[座談会]音楽ライター×映画ライター座談会「音楽と映画、アナタはどっち派?」原田和典×樫原辰郎×鈴木並木×若木康輔
[論考]音楽ドキュメンタリーの映画史 萩野亮

音楽ドキュメンタリーガイド100[1956-2013]

『真夏の夜のジャズ』『グレン・グールド  27歳の記憶』『ドント・ルック・バック』『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』『ビートルズ/レット・イット・ビー』『エルビス・オン・ステージ』『アバ/ザ・ムービー』『ラスト・ワルツ』『ザ・ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』『ストップ・メイキング・センス』『永遠のモータウン』『炎のジプシーブラス』『ヴィニシウス 〜愛とボサノヴァの日々〜』『ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国』『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』『マイケル・ジャクソン THIS IS IT!』『パリ・オペラ座のすべて』…etc.

[コラム]『サッチモは世界を廻る』を見た
[コラム]動く音楽を求めて 戦前アメリカの短篇音楽映画
[コラム]フィルムコンサートからライブビューイングへ
[コラム]アンタなんでコレ撮ったの? 謎のキャリアinハリウッド

◎特集2 敗戦70年 亀井文夫 戦争の記録

インタビュー 牧野守(映画史研究者)亀井文夫とニッポンの戦争期
作品論 亀井文夫のリリシズム/リアリズム―『上海 支那事変後方記録』 村松泰聖
作品論 『戦ふ兵隊』とその時代 村山匡一郎
作品論 亀井文夫監督の『日本の悲劇』 平野共余子
コラム 封印されていた亀井文夫の資料 大澤佳枝
作品論 もんぺをはいたベルさん――『女ひとり大地を行く』にみる「はたらく女」の闘いとドキュメント 御園生凉子
作品論 「生命」を描くことの倫理―『世界は恐怖する―死の灰の正体』 若林良

エッセイ 亀井文夫と小川紳介 伏屋博雄
論考 自分の詩(うた)に立ち塞がった男―亀井文夫の戦後作品『生きていてよかった』 フィオードロワ・アナスタシア
論考 砂川のインディアン 亀井文夫とデニス・バンクス 金子遊

亀井文夫監督ー作品・文献案内 吉田孝行
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「映画のポケット」Vol.59「『テラスハウス』のリテラシー」
Posted by: 鈴木並木 SUZUKI Namiki (→Profile)
☆Vol.59「『テラスハウス』のリテラシー」

おはなし:福原拓海
進行:鈴木並木

2015年04月26日(日)19時〜21時(延長はなるべくナシの予定)
@阿佐ヶ谷・よるのひるね [HP]
参加費500円+要1オーダー
参加自由/申し込み不要/途中入場・退出自由

☆入場時、鈴木に参加費500円をお支払いください。そのうえでお店の方にフードやドリンクのご注文をお願いします。

☆トークの前に、福原さんの新作短編「カメラロール」の上映がございます!

−−−

☆福原拓海(ふくはら・たくみ)[ブログ] [Twitter]

映画監督。1988年生まれ。高校中退後、バンドマンとしての活動を経て、2011年にジョン・ジョストが講師を務めるデジタル・シネマ・ワークショップを受講して以来、映画/映像の制作を開始する。

若手のアーティスト、クリエーターらで一軒家をシェアするというアートプロジェクト『渋家』(シブハウス)に2013年より加入。「10分以内の短編の映像作品なら全て上映する」というオルタナティブな映像上映会、『渋家映像祭』を実行委員の一員として、渋家地下のイベントスペース・クヌギにて3回開催する。いずれも会場を埋め尽くす観客を呼ぶほどの盛況を収める。現在は渋家映像祭スピンオフイベントとして、様々な映像に関する上映会、ワークショップを企画、開催している。また、第4回渋家映像祭も企画中。

現在、2008年より撮り貯められている映像素材を基に、渋家の長編ドキュメンタリー映画を製作中。

他にも、映画作家・スズキケンタらと共に、年内に始動予定の"インターネット上に作られた映画館"『LATOST』にキュレーターとしての参加や、同じ渋家メンバー・悠レイカが部長を務める、"大人のための性教育"をテーマにし、エロティシズム/フェティシズム/ジェンダー/セクシュアリティなどの研究や活動に取り組む『渋家大人部』にも参加している。

<コメント>
『テラスハウス クロージング・ドア』は、同時代性と品の高さを兼ね備えた稀有な傑作であり、また同時に多くの若者に支持されている作品です。しかし、現在の日本の映画論壇にこの作品を正当に評価する言葉を持っている者はいません。この現実の前に、一過性の流行と呼ばれて埋もれさせてしまわないよう、同じ時代に生きた者としての証言を、今回のイベントで残すことができたらいいと思っています。

−−−

最近、誰かと会うと「テラスハウス クロージング・ドア」を推薦するところからまず話を始めておりまして、それに応じて見に行ってくれるひとや、あなたのように決して見に行こうとはしないひとがいて、その状況がまず面白い、と思っています。

「テラスハウス クロージング・ドア」という作品自体、一度見てしまうと、絶賛するにせよ罵倒するにせよ、とりあえず誰かになにかを言いたい気持ちにさせずにはおかない不思議な力を持っていて、その事実の前では、これを映画と呼ぶべきなのか否かなどということはほんの些細な問題に過ぎないわけです。

とにかくわたしは、ほかならぬあなたと、「テラスハウス クロージング・ドア」の話をすることで、現代を分かち合いたい。カサヴェテスや王兵やロメールや小津の話が出る可能性もありますが、それもまた余計な情報でしかないので、もし少しでも興味があったら、「テラスハウス クロージング・ドア」そのものをご覧になってから、阿佐ヶ谷にお足をお運びください。4月1日からは、ヒューマントラストシネマ渋谷でやってます。

めんどくさいってひとは、YouTubeに上がってるやつでもちょろっと眺めといてください。

(文/鈴木並木)

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☆本篇終了後、おそらく引き続き同じ場所で、2次会があります。ご都合のつく方はこちらもあわせてご参加、ご歓談ください。費用は実費。
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